映画監督、演出家、作家。 1975年大阪府生まれ。東京大学薬学部卒業後、電通に入社。コピーライター/CMプランナーとして数多くのヒットCMを手掛ける。独立後は映像作家として活動のフィールドを広げ、2006年に劇場公開された初監督作品「海でのはなし。」は、5ヶ月のロングランヒットを記録。スピッツ、山崎まさよし、ケツメイシ、BoAなどのミュージックビデオを企画・演出するほか、テレビでは、NHK「サラリーマンNEO」の脚本参加や、一分連続ドラマ「エル・ポポラッチがゆく!!」の脚本、「プロフェッショナル」の構成参加、日本テレビの連続ドラマ「おじいさん先生」の総合演出を手掛ける。また、作家としても、週刊文春にて「生きるコント」、パピルスにて「わたしのもらいもの」などを連載。TOKYO FMにてラジオパーソナリティーも経験。08年3月には初のエッセイ集「生きるコント」を発売。そして2008年5月には初の舞台における作・演出作品「GOD DOCTOR」が新国立劇場で上演された。休憩中に劇場内とトイレ前とで、サントリー、ロッテ、読売新聞、ソニー・ミュージックのコマーシャル寸劇をしたり、神社で広告屋台のイベントプロデュースをするなど、新しい広告も手掛け続けている。
大宮 エリー氏
クリエイティブ
「嫌なことを笑いに転換したら面白い。」
雑誌:ブレーン 2008年9月号
ブレーンの巻頭特集「青山デザイン会議」にて、『創造を生む“破壊力”』というテーマで、 大宮さんとアーティストのヤノベケンジさん、デザイナーの李明喜さんの3人で鼎談をしています。
「毎日つらいんですよ。」
NHK「サラリーマンNEO」などの日常を面白く切り取った作品からは、まったくと言っていいほど
真逆の発言。
しかし、ここに大宮エリーさんの作品の魅力が隠れていたのです。
つらい毎日を過ごす中で、「つらいこと」を笑いにすればつらくなくなるんじゃないかと気づいたと語る大宮エリーさん。
NHK「サラリーマンNEO」も、自分がサラリーマンとして嫌だったり、つらかったりした経験を元にコントにして、「嫌なことも笑いにしたら面白い」、「日常はつらいけど笑いにあふれている」という方向性で考えたそうです。
もともと、つらいほうを選んで飛び込んでいくタイプだそうですが、その自虐とも思える行為が「破壊力」を生み出し、人の心を掴む「面白さ」を作り上げているのですね。毎日の刺激に物足りなさを感じている皆様、破壊力を生み出すヒントとなる一冊です!
「映画や演劇方面に移した軸足で、広告という球が打てる面白いプレーヤーになりたい」
ブレーン2008年5月号
独立後、本業のCMプランナーよりも、脚本家、演出家、作家として知られている
大宮エリーさん。
基本的に“練る”ことはしないタイプと語る大宮エリーさんは、CMなどの演出もライブ感重視で、テストが本番だそうです。
そんな大宮エリーさんが、初の舞台における作・演出を手掛けた作品
「GOD DOCTOR」が08年5月に新国立劇場で上演されました。以前、大人計画の社長に、「(大宮エリーさんの)演出、舞台っぽいよ」と励まされたそうで、いよいよ自分の演出スタイルが活かせるチャンスにワクワクすると同時に、どんなライブを見せられるか試されるときでもあると感じていたそうです。
本編以外に、協賛企業のための広告として幕間を使った“休憩お芝居”を、舞台だけでなくトイレ前などで同時多発的に決行、自分でできるサービスは可能な限りやろうという考えが大宮エリー流。
広告が新しく変化する時代に、新たな試みに挑戦し続ける大宮エリーさんの姿勢が学べます。

